矢野貴志(舞台監督)が手掛けた音楽イベント

矢野貴志(舞台監督)が手掛けた音楽イベント

現在でも「SUMMER SONIC」や「METROCK」「INSPIRE TOKYO」といった大型の音楽フェスは度々開催されています。

海外の大物アーティストから期待の新人まで様々なアーティストが一同に集うイベントなので、毎年開催情報に心を躍らせる人も多いのではないでしょうか。

音楽フェスによく参加する人たちであれば「SOMEWHERE,」や「Rocks Tokyo」というフェスの名前を聞いた事がある!という人も少なくはないと思います。

今回は、過去に開催された大規模音楽フェスである「SOMEWHERE,」や「Rocks Tokyo」などの舞台監督(Art Director)を務めフェスの成功に導いた矢野貴志氏や、手掛けた音楽イベントなどについて紹介したいと思います。

矢野貴志氏のプロフィール

矢野貴志氏は、様々な音楽イベントを手掛けてきた舞台監督(Art Director)です。

「SOMEWHERE,」や「Rocks Tokyo」といった大規模の音楽フェスから海外アーティストの日本公演など様々なライブのプロデュースを担当している人物です。

矢野貴志(舞台監督)が関係している音楽イベント

矢野貴志氏が手掛けた音楽イベントについて見ていきましょう。

  • SOMEWHERE,(with 1001 Candles)
  • ROCKS TOKYO
  • Rough Trade Japan
  • Ariwa Record Far East Chapter
  • My Bloody Valentine日本公演
  • Massive Attack日本公演
  • Chemical Brothers日本公演
  • The Libertinesの特別公演

矢野貴志氏は様々な音楽イベントを手掛けてきた舞台監督ですが、まず注目すべきなのは英国・日本で行われている国際音楽祭である「SOMEWHERE,」と言えるでしょう。

関連の中でも、最初(2019年4月19日〜24日)に行われた「国際音楽祭 SOMEWHERE,」は、当時急激な開発が進んでいた「渋谷ストリームホール」での開催となっています。

矢野貴志が手掛けた国際音楽祭、SOMEWHERE,(渋谷ストリームホール)_2019年4月19日、24日実施

SOMEWHERE,(渋谷ストリームホール)コンサートの様子_2019年4月19日~24日実施[画像:atpress.ne.jp/news/182666]

「アーティストにとっての真の芸術と音楽の魂を発見し、ユニークで斬新なライブを経験してもらう」というテーマのもとに集った世界のトップアーティストが連日ライブを行い、約2万人を動員する音楽祭となりました。

ROCKS TOKYOは2010年〜2012年の3年間、5月下旬に東京都で開催されていた野外音楽フェスティバルです。会場となっていたのは新木場の若洲公園。2012年開催のフェスでは、ONE OK ROCKやサカナクション、10-FEET、ACIDMANなど日本でも多くの人が知っているアーティストたちが出演し大きな盛り上がりを見せました。

矢野貴志氏はその他にも、My Bloody ValentineやMassive Attack、Chemical Brothersといった海外の名だたるアーティストたちの日本公演を手掛けたり、ロンドンのシアター「Hackney Empire」で行われたThe Libertinesの特別公演を舞台監督として成功させたりした実績もあります。

矢野貴志氏とサイモン・テイラー氏(アートディレクター)の交友関係は?

サイモン・テイラー氏(アートディレクター)

引用:portraits.jp/3wishes/2111.html

サイモン・テイラー氏は、イギリス・ロンドンを拠点にするクリエイティブ集団「TOMATO」に所属するアーティスト兼映像作家です。

1965年生まれでイギリス出身。バース芸術大学、ロンドンカレッジ・オブ・プリンティングBA グラフィックアート科を卒業しています。世界を舞台にグラフィックデザインはもちろん、ファッションや建築、そして映像など多岐にわたる作品を発表してきました。

ソニーのコーポレートアイデンティティやtv asahi(テレビ朝日)のロゴ制作、アーバンリサーチとのパートナーシップ、UA「情熱」やマルコシアスバンプ「オレンジ色の月」のMV制作など日本国内で多くの作品を手掛け、日本と関わりの深いアーティストとしても知られています。

サイモン・テイラー氏は矢野貴志氏が手掛けたROCKS TOKYOのラストの年(2012年)にクリエイティブディレクションを担当しています。

実は、矢野貴志氏とサイモン・テイラー氏は矢野氏が1994年イギリスに行った際に出逢った30年来の友人関係だと言います。過去のインタビューでは、日本で舞台監督をしている矢野氏がクリエイティブのことで相談すると、必ず想像を越える解を提示してくれるとも話していた事もあります。

仕事を抜きにして、プライベートで友人として会う事もあるのだとか。今後も、矢野貴志氏が手掛ける音楽イベントにクリエイティブディレクションとしてサイモン・テイラー氏が関わる事が期待できますね。

大規模音楽イベント以外でも活躍中の矢野貴志

エレカシ宮本浩次 が初めてアコギで披露したエレカシの楽曲とは?矢野貴志氏がクリエイターとして活躍している場は、もちろん大規模音楽フェスや海外アーティストとのコラボだけではありません。

例えば、直近で言えば2023年9月にアビー・ロード・スタジオ(Abbey Road Studios)で行われた「[ AMBIENCE TOUR ] sessions Starring:HIROJI MIYAMOTO」も矢野貴志氏がプロデュースしていたものです。

このLIVEはエレファントカシマシ・宮本浩次氏がアコースティックギターを奏でる弾き語りLIVEとなっており、宮本浩次氏にとってはアーティスト活動の中で初めてのイギリス・ロンドンでのスタジオLIVEとして注目を集めました。

LIVEの様子は配信イベントとして日本からの視聴が可能となっていました。現在、本編は視聴不可(予告動画のみ視聴可能)となっていますが、実際に配信を聴いた人たちからは「ストリングス+アコギ1本の弾き語りだから歌詞に集中できた」「いつもと違った宮本浩次が観られてよかった」といった絶賛の声が寄せられています。

バンドの爆音ではなく、ストリングス+アコースティックギターというシンプルで誤魔化しのきかない音や生配信のLIVEなど、改めてアーティストとしてのレベルの高さを引き出す演出がすばらしいLIVEとなりました。

まとめ

舞台監督の矢野貴志氏がこれまでに手掛けてきた音楽イベントや、TOMATOのサイモン・テイラー氏との交友関係、直近で手掛けたプロジェクトなどについて紹介しました。

矢野貴志氏は大規模の音楽フェスを舞台監督(Art Director)として成功させ、The Libertinesの特別公演でも英国高級新聞紙にて最高の評価を受けた実績のある人物だということがわかりましたね。

近年の音楽フェスはコロナの影響もあって中止になってしまったものは多々ありますが、それが落ち着いてきた現在、また彼のクリエイティブな演出が見れる日を待ち遠しく思います。

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